紳士のためのマナー講座<ビジネス編> |
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挨 拶 |
マナーの基本動作になる礼(おじぎ)について |
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会釈<浅い礼> |
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同僚や社内ですれ違った上司や来客に対して行う礼のこと。背筋を伸ばした状態で15度が基本
両手は指先を伸ばして体の横に
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普通礼 |
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普通礼は一般に、目上の人などと交わす礼。 足をそろえて背筋をのばして立ち、 上体を45度ほど傾けるイメージで、急がず優雅に。両手は会釈同様、両手は指先を伸ばして体の横に |
敬礼<深い礼> |
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特に尊敬する人物の前などでする。 足をそろえて背筋をのばして立ち、 上体を60度ほど傾けるイメージで。両手が膝頭に達するのが深い礼 |
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敬 語 |
自分の言い方 |
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「わたくし」が基本。「あたし」「わたし」「ぼく」が通用するのは学生時代まで。自社の呼称も「うち」ではなく、「わたくしども」あるいは「当社」と言うようにする |
相手に対する言い方 |
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「○○君」は同僚に対しても失礼。役職のない先輩や同僚に対しては「○○さん」、上司に対しては「○○部長」と役職名で呼ぶ。社外の人や目上の人に「あなた」はタブー。「○○様」と丁寧に。社外の人に対して社内の人の話をする時は呼び捨てに。他社の社名には「○○様」と『様』をつけて丁寧に呼ぶ。 |
挨拶する |
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いらっしゃいませ。いつもお世話になっております。ご無沙汰いたしております。お待たせいたしました。 |
承知する |
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かしこまりました。承知いたしました。承りました。それで結構でございます。 |
感謝する |
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非常にありがたく(うれしく)存じます。おかげさまで○○できました。ありがとうございます。
恐れ入ります。 |
謝罪する |
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(気がつきませんで・至りませんで)申し訳ございません。失礼いたしました。ご迷惑をおかけいたしました。 |
依頼する |
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恐れ入りますが(お手数ですが)○○していただけますか。
申し訳ありませんが○○をお願いできますか。 |
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名 刺 交 換 |
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名刺は目下の者から出すのが基本 |
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必ず立ち上がり、机やテーブルなどが相手との間にある場合は、相手に近づき、きちんと相手と正対して行います。
相手が名前を読みやすいように向けて右手で出しながら、会社名・部署・氏名をはっきりと名乗ります |
両手を使って会釈をしながら差し出す |
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片手で差し出すのではなく、必ず両手で渡しましょう。もし相手に先に出された場合は「申し遅れました」と一言添えて差し出します。
また受け取った名刺は「頂戴します」と述べつつ、必ず両手で受け取りましょう! |
「○○様ですね」と復唱して記憶する |
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もらった名刺に目を落として「○○様ですね」と復唱して記憶するようにしましょう。 もし読めない漢字のときは、「失礼ですが、何とお読みすればよろしいのでしょうか」と尋ねましょう。これは相手に対して失礼にはあたりません。
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名刺はすぐにしまわない |
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名刺はしばらくテーブルの上におき、覚えてから名刺入れにしまう。
相手が複数の場合は、並んでいる順にテーブルの上に名刺を並べておいてもよい。
そうすれば、相手の名前を間違えると言う失礼をしなくてすむ |
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来 客 案 内 |
廊下にて |
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来客の斜め少し前を歩いて誘導するように。来客に廊下の中央を歩いてもらいましょう。
歩く速度も来客に合わせる配慮を示すなら相手に好印象を与えるでしょう。 |
階段にて |
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上る時は自分が来客の後ろにつき、下りる時は先に立って降りる。来客を見下ろす位置にならないよう心掛けましょう。 |
エレベーター |
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「上位者先乗り、先降り」が原則です。ただし「開」ボタンを押す必要がある場合は先導者が先に乗って来客を迎え、来客のあとから降りるようにしましょう。 |
応接室 |
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案内する時は、押し開きのドアの場合は誘導者が先に入室しましょう。からだの向きを変えて「どうぞ」と中に招き入れます。手前開きドアの場合は、先に来客を通してから入りましょう。 |
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